Thinkpad E450の気になる話

Thinkpadを10年使い続ける男が気になる新モデルのレビューなどを書いてみる。ThinkPad E460やX1シリーズの価格情報、デザインの話、他メーカーとの比較。

HP Spectre 13-v000、ちょっと辛口のレビュー


【PR記事】

HPからSpectre 13-v006TU、13-v007TUが発売されました。

 

Spectre 13と言えばこの高級感。

ラグジュアリーモバイルPCというキャッチコピーがついています。

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前機種のSpectre 13-4129TU x360をとりあげたことを覚えている読者も多いでしょう。ただそのときは、かなり辛口のレビューとなってしまいました。

 

1つはSSDが普通のSATA接続だったこと。
もう1つは重さが1.4kgと微妙な重さだったこと。
そしてその割には価格が高かったことが辛口になった理由です。


< Spectre 13のPCIe SSDについて >

それに対し、今回のSpectre 13-v000はPCIe接続の高速SSDです。これは素晴らしいことだと思います。やはり各メーカーの主力PCにはPCIe接続のSSDを搭載してくる流れが出来ていますね。

 

ただPCIe接続といっても、今回は1つ世代の古いPCIe 2.0 x3という可能性が高いです。HPの紹介ページを見ると、Crystal DiskMarkのベンチマーク結果が載っていますね。

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最新のPCIe接続ならPCIe 3.0 x4でシーケンシャルリードは2000MB/sは出ます。しかしこのSpectreは1200MB/s程度にとどまっていますから、PCIe 2.0じゃないかなと思います。まあHPに載ってる情報が間違ってる可能性もありますから、断定はできませんが・・・

 


< Spectre 13-v000の重さは1.11kg >

重さは1.11kgとかなり軽くなりました。これは文句なく素晴らしい点です。ThinkPadで言うとX1 Tablet(1.1kg)、X1 Carbon (1.18kg)に匹敵する軽さです。

 


< ポート類が筐体の裏にある >

デザイン的に気になるのがポート類が筐体の裏(背面)にしかないということです。普通、ノートパソコンのUSBポートとかは側面についていますよね?それがこのSpcetreは側面には何も付いていません。

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見た目的にはすっきり見えるのかもしれませんが、これはどうなんでしょう?正直使いづらいような気がします・・・

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ちょっとUSBでデータをやりとりするのに、わざわざパソコンの裏に挿すのってけっこうウザいですよ?

 


< 価格 >

価格はCore i5 + 256GBモデルのSpectre 13-v006TUが154,224円(税込、送料込)
Core i7 + 512GBモデルのSpectre 13-v007TUが175,824円(税込、送料込)となっています。

 

当ブログで何回か紹介した1.18kgのThinkPad X1 CarbonがPCIe SSD 256GBで163,296円、PCIe SSD 512GBで196,560円となっています。繰り返しになりますが、同じPCIeでもX1 Carbonの方が高速であることに注意しないといけません。

 

それを踏まえて総合的な評価をまとめておきます。

1.今回のHP Spectre 13-v000はまずまずコスパもいい
2.少なくともSpectre 13-4129TU x360よりは確実に進化している
3.筐体の背面にポート類があるのが使いづらい
4.実用性という面ではThinkPadにやや劣る


おそらく一般のレビューサイトよりかは辛口だと思いますが、これがぼくの率直な感想です。そこまで手放しで褒める性格ではないので、あまり気を悪くしないでくださいね。

⇒ HP Spectre 13-v000 スペック詳細はこちら

⇒ ThinkPad X1 Carbon 2016 オンラインショップ

 

 

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