この1年、ThinkPadのクリックパッドのデザインが微妙に変わっている件
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ThinkPadのクリックパッドってここ。
左クリック、右クリックを行う出っ張りのことです。
ふつうのノートパソコンではこんな出っ張りはなく、タッチパッドと一体化されていますね。ThinkPadも一時期その路線をたどりかけたのですが、ユーザーからの苦情殺到で従来の方式に戻ったという経緯があります。
出っ張りがないと見た目はスッキリするんですが、物理的なひっかかりがないとやはりクリックしづらいんですよね~
ちなみにクリックパッドの真ん中はスクロールに使います。
これもすごく便利なのですが、とりあえず今日は左クリック、右クリックの部分に焦点を当てます。
テーマは、2015年~16年に発売されたThinkPadのクリックパッドの微妙な仕様変更についてです。
これは2015年11月発売のThinkPad E460のクリックパッド。
クリックすると出っ張りの奥が沈み込むような仕様になっています。
つまりこれをクリックするときは、若干ですが指で押し込むような動きになります。
クリックバッドを横から見たときの模式図がこれ。
絵が下手ですみません^^;
E460の他にE450やE560、それにX250やX260もこれと同じ仕様です。
一方でX1 Yogaなど新しいX1ファミリーは出っ張りの手前が沈み込むような仕様です。
見た目には違いはわかりません。
実はこっちがThinkpadの伝統的な仕様なんです。クリックパッドの形状自体は違いますが、長く使ってきたX220もこの手前沈み込みタイプでしたし、別売りのトラックポイントキーボード(BT版、USB版)もそうです。
クリックするときは若干ですが指を手前に引くような動きになります。
ThinkPadの機種によってクリックパッドに2つのパターンが存在しますが、おそらくThinkPadファンでなければ、その違いには気づかないでしょう。それほど微妙な差です。
個人的な好みは後者。つまり手前が沈み込むタイプです。
この方が右クリックをするときの指の動きが滑らかなんですよね。
ほんの些細な違いですが、ThinkPadに長く親しんだ人ほど敏感に違いを感じ取ることでしょう。
キーボードやクリックなど、人の手とPCをつなぐインターフェイスって本当に繊細で大切な部分ですからね。
新しいX1ファミリーのクリックパッドが従来のタイプに回帰したというのは歓迎すべきことだと思います。それはLenovoがそういう細かい所もちゃんと考えて研究開発しているという証しだからです。
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