ThinkPad 10(2015年版)のキーボードについて調べてみた
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Lenovoから2015年の9月に出たThinkPad 10は10.1型のタブレット。
重さは597gと軽く、早くもWindows10を搭載しています。
CPUは Atom x7-Z8700 プロセッサー
な~んだAtomか~
と思いましたが、調べてみるとこれが意外に性能がいいんです。
Passmarkのベンチマークスコアが1992ありました。
Core i3-4005Uがスコア2429
同じAtomで以前のThinkPad 10に搭載されてたAtom Z3795がスコア1684
Atom 3735F(ASUSのEeeBook X205TAで有名)が917
Core i3よりは下だけど、他のAtomと一緒にしないでほしい
という感じのポジションです。
実はこれ、あのマイクロソフトのSurface Pro3と同じCPUなんですね。
メモリは2GBと4GBのタイプがあります。
Chromeとかでタブをいくつか開けば
すぐに2GB以上のメモリを使用してしまうものなので、
タブレットと言えどもやはり4GBは欲しいです。
ストレージは64GB フラッシュメモリ (eMMC)
このサイズのタブレットですからこんなもんかなと。
サブマシンとして容量には目をつぶるとするなら、
このeMMCもSSDほどではないけどそこそこ速いみたいです。
例えばCore i3 + HDDな構成よりもサクサク動く可能性が大きいと思います。
ディスプレイはWUXGA IPS 液晶(1920x1200)でタッチパネル。
見た目はかなりキレイですし、
視野角が広いので斜めから見ても色彩の変化が起こりにくいです。
256.5x177x9.1mmで597gという軽さなので
当然ノートパソコンよりは圧倒的にモバイル性は優れています。
バッテリー駆動時間もJEITA2.0で約10時間
文句なしの性能です。
あ、ワイヤレスも802.11ac/a/b/g/nでちゃんと11ac規格が付いています。
これで価格は72,522円(税込、送料込)
さて、このタブレットにキーボードを付けたいと思ったら、
選択肢は2つあります。
1つは、ThinkPad 10ウルトラブックキーボード
見るとわかりますが、赤ポチ(=トラックポイント)は
付いていません。
ThinkPadと言いながらトラックポイントが付いていないのは
いかがなものかと思います。
あと10.1型の宿命ですが、Enterキー、Backspaceキーの形状が
縦長で小さくなっています。
その代わり、普通のキーはキーピッチ(キーの間隔)は18.5mm
キーストローク(キーの深さ)は1.8mm
このサイズのキーボードとしては最高レベルのクオリティがあります。
これはさすがThinkPadと言ってもいいんじゃないでしょうか。
それでもタッチパッドの小ささに加え、
トラックポイントがないのは不満の残るところです。
こんな中途半端なタッチパッド付けるんだったら、
いっそタッチパッドなくしてトラックポイントを付ければいいのにと思ってしまいます。
もちろんディスプレイはタッチパネルなので、
画面を直接タッチできます。
そういう意味ではキーボードさえしっかりしていればOKという
考え方もできますね。
ちなみにこのThinkPad 10ウルトラブックキーボードを装着した状態での
重さは約1.1kgです。
つまりこのThinkPad 10は+10,584円(キーボードの値段)を追加で
重さ1.1kgのウルトラモバイルPCに変身するということです。
タブレットとしては重いですが、
ノートブックとして考える人なら1.1kgは軽いと捉えるでしょう。
キーボードの2つめの選択肢はThinkPad 10 タッチケース
こちらはなぜかlenovoの直販にはなく、
アマゾンで11,405円で売られています。
こちらは静電容量方式のキーボードでキーストロークはゼロです。
違いを簡単に言うなら、
ThinkPad 10ウルトラブックキーボードは本格志向
ThinkPad 10タッチケースは簡易キーボード
ということなのですが、
価格的には本格志向のキーボードの方が安いという
なんとも不思議な状況ですw
ということで、おすすめは
ThinkPad 10ウルトラブックキーボードということになりますが、
ここで「ちょっと待ったー!」と第3の候補が名乗り出ました。
価格は6,804円(ワイヤレスタイプは10,962円)
USBでThinkPad10に接続して使うというわけですw
これならキーピッチ19mm、キーストローク2.0mmに
トラックポイント付き、まさに文句なしのキーボードです。
重さも460gでThinkPad 10ウルトラブックキーボードよりも軽いです。
ただこれは外出先ではさすがに使いづらいので、
あくまで家で使うときだけという限定的な使用になるでしょう。
でもそういうのもアリかなと。
普段家にいるときは、キーボード付きで、
外に持ち出すときはタブレットとして。
特にぼくのようにトラックポイントへのこだわりが強い人には
いいかもしれません。
まとめると、
1.ThinkPad 10ウルトラブックキーボード(10,584円)
2.ThinkPad トラックポイント・キーボード(6,804円)
の2択ということですね。