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Thinkpad E450の気になる話

Thinkpadを10年使い続ける男が気になる新モデルのレビューなどを書いてみる。ThinkPad E460やX1シリーズの価格情報、デザインの話、他メーカーとの比較。

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    DELLのノートパソコンレビュー。ぼくならXPS13よりNew Latitude 13 7370を選ぶ

    いつもThinkPadを褒めてばかりのぼくですが、今回はめずらしくDELLのパソコンを褒めます(笑)

    といっても今CMでやってるXPS13ではありません。

    DELLのビジネス用ノートPC、New Latitude 13 7000シリーズです。

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    1.主なスペック

    Latitude 13 7370

    CPU: Core m5-6Y54
    メモリ: 8GB
    SSD: 256GB PCIe接続
    グラフィックス: Intel HD 515
    ディスプレイ: 13.3インチ FHD(1920×1080)、IPS
    サイズ、重さ: 304.8×210.5×14.32mm、1.12kg
    バッテリー持続時間:最長約10時間


    まずCPUはCore mシリーズです。Core m3、m5、m7と3通りの選択肢がありますが、今回レビューするのはCore m5のモデルです。メモリは8GB、SSDも256GBとなっています。この仕様は現在DELLの直販では購入できないタイプです。ご了承ください。

     

    2.見た目、デザイン


    天板はメタリックで、サイズは非常にコンパクト。シャープなデザインでかっこいいです。

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    13.3インチでのディスプレイですが、筐体自体のサイズは12.5型と同じぐらいです。

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    上の写真は我が家のThinkPad X220(12.5型)と並べたところです。フットプリント(底面積)はほぼ同じだということがわかります。


    ディスプレイは180度まで広げることが可能です。

     

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    横から見ると、その薄さがよくわかります。

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    3.キーボードがXPS13と決定的に違う


    Latitude 13 7370のキーボードは、XPS13のそれとは全く違います。


    はっきり言うと、

    Latitude 13 7370 >>>>> XPS 13


    Latitude 13 7370の圧勝です。


    キーストロークは1.9mmを確保しており、これは最近の薄型ノートの中ではかなり優秀な数値です。キーを叩いたときのたわみなどもありません。打鍵感もいいです。

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    ThinkPadのキーボードをずっと叩いてきたぼくが言うんだから間違いありません。

     

    XPS 13のキーストロークは1.2~1.3mm程度。XPS 13は長文を書くにははやや物足りないレベルだなあと思っていた人はぜひ同じDELLのLatitude 13 7370を検討してみるべきです。


    キーの形状で気になるのは「Enter」キーが縦長になってる点。

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    DELLのノートは全部こうですね。確かに最初は違和感がありますが、全体的な打鍵感がいいので使ううちに慣れてきます。



    4.クリックボタンもいい

    Latitude 13 7370にはタッチパッドの部分にクリックボタンが付いています。

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    これもうれしい点です。タッチパッドに何か物理的なひっかかりがあると、安心感につながります。

     

    タッチパッドだけの平面上でクリックしようとしてたまに不発になるってこともありますよね?そういう心配もいらないということです。さらにタッチパッドも非常に滑らかで操作しやすかったです。

     

    ただデフォルトでは2本指のジェスチャーでズームイン、ズームアウトになるように設定されていますがその設定を切って使いました。ぼくのクセのせいもあるのですが、タッチパッドでカーソルを移動させたいだけなのに意図せずズームになることが多かったので、ズームは切りました。


    タッチパッド上で2本指を上下させると、スクロールになります。これはとても便利です。ってこれはThinkPad使いならではの感想ですね(笑)


    今はどのノートでも2本指スクロールがあるらしいのですが、10年以上赤ポチをいじっている人間はそれすらも知らなかったのです。そんなタッチパッド初心者のぼくがさわってみてもなかなか操作性の良いタッチパッドでした。

     

    5.パームレストの質感が良い

    さらに付け加えておくなら、筐体の特にパームレストの部分の質感がとても良いです。なんか上質の革製品をさわっているかのように、さらっとした手触りです。

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    この部分はよく手がふれる場所なのですが、指紋もほとんど付きません。ぼくが普段使ってるThinkPad E460も指紋の心配はありませんが素材のプラスチック感がありますから、そういう点ではLatitudeには勝てないですね。

     

    もっともLatitude 13 7370はThinkPad E460の倍以上の値段なので、その点は考慮すべきだと思います。



    6.SSDSamsungのPM951


    256GBのSSDにはSamsungのPM951シリーズが搭載されていました。製品によって東芝SSDの場合もあるようですが、ぼくが以前家電量販店でチェックした機もSamsungのPM951でしたので多くはPM951だと思っておいていいでしょう。

     

    このSSDはPCIe接続のSSDながら、SM951よりは1ランク下のSSDベンチマークをとると以下のような結果になりました。

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    シーケンシャルリードは1590MB/sでした。シーケンシャルライトの数値がちょっと物足りない感じです。でも4k read、4kwriteがSATAの最速クラスよりは速いので一応PCIeの面目が立ったと言えるでしょう。

     

    体感としては、ぼくが普段使ってるThinkPadCore i5 + SSD240GB(SATA)という条件とほとんど違いは感じられませんでした。もっともそれはほとんど負荷のかからない通常作業での話で、より負荷のかかる条件下では少し差があるようです。

     

    実験として画像編集ソフト(ちょっと重いソフト)の立ち上げにかかる時間を計測したところ、

    SATASSDを搭載したThinkPadが9.685秒
    PCIeのSSDを搭載したLatitudeが9.315秒

    若干ですがレビュー機の方が速かったです。

     

    レビュー機はCore m5 + SSD256(PCIe)で、CPUのパワーではCore i5に敵いませんが、ソフトの立ち上がりなどではSSDの速さが効いてくるということかもしれません。

    CPUのパワー不足を高速SSDで補っていることがよくわかる実験でした。

     

    7.ディスプレイは13.3インチ。ベゼルが狭いのはXPS 13と共通。


    Latitude 7370もXPS13と同じく狭いベゼルが特徴です。

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    非光沢のディスプレイはビジネス用途に向いていると思います。解像度は1920×1080のFHDですが、デフォルト(推奨)では150%の拡大表示になっているのでHD相当の作業スペースです。

     

    Yahooのトップ画面はこんな感じ。

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    もし150%の拡大表示をやめて100%(原寸)にすると、Yahooのトップがこんな感じに見えます↓

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    見える範囲は広がりましたが、文字が小さくなります。40代から上の年代になってくるとけっこうキツいかもしれません。もし見えにくいなあと思ったら素直に推奨されている150%拡大表示で使うのがいいでしょう。

     

    ちなみに150%→100%など拡大率を変更したら、パソコンを再起動しないといけません。文字がにじんだり、文字がかすれたりする現象がありましたが、再起動で直りました。


    IPS液晶なので、視野角も広く、きれいなディスプレイです。

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    今回はFHDモデルでしたが、最高QHD(3200×1800)のモデルも用意されています。

     

     

    8.ややグラフィック性能が弱い

    高速SSDがCPUの馬力不足を補ってるという話を上でしましたが、ゲームなどのグラフィック性能が問われる場面では、少し弱さを露呈してしまいます。

     

    内蔵GPUIntel HD 515。Core iシリーズならHD520が一般的なのですが、LatitudeのCPUはCore mシリーズで内蔵GPUもHD515となります。


    試しにドラクエXベンチマークをとってみました。

     

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    1280×720という解像度でプレイしたときのスコアは4590点。評価は「普通」でした。


    ぼくが普段使ってるThinkPad E460ではスコア5381で評価は「快適」でした。ThinkPad E460のGPUIntel HD520ですのでその差が出たということでしょう。

     

    ドラクエXは軽めのゲームということを考えると、このLatitude 13 7370でゲームを楽しむのはさすがにちょっと無理があるということになります。

     

    Latitude 13 7370はビジネスユースとしてしっかり真面目に作られたノートパソコンなのでグラフィック性能については勘弁してやってくださいという感じです。

    もちろん普通の動画鑑賞とかそういうレベルでは、何ら問題ない性能です。



    9.ポート、USBなど


    ポート類はThunderbolt 3(USB タイプC)が2つあります。一方でUSB3.0は1つだけ。

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    またフルサイズのSDカードリーダーはありません。あとこれももはや普通になりましたが有線LANケーブルを挿すポートもありません。今はwifiも安定して速いのであまり問題にはならないと思いますが、一応注意しておきましょう。



    10.総合評価

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    -長所

    ・1.12kgの優秀モバイルノー
    ・12.5型のパソコンと同じフットプリントながら13.3インチのディスプレイ
    ファンレスで静か。筐体もそんなに熱くならない。
    ・キーボード、クリックボタンなどユーザーインタフェースが秀逸
    ・PCIe接続の高速SSD


    -短所

    ・グラフィック性能が少し弱い
    ・フルサイズのSDカードリーダーがない


    Latitudeの一番の良さはやはり最初に書いたキーボードだと思います。特に1.12kgの軽さで質の良いキーボードを持ったノートパソコンは稀有な存在です。

     

    例えばThinkPad X1 Carbon(1.18kg)を買おうか迷ってる人にLatitude 13 7370も一考の価値ありと伝えたいです。

     

    CPUやSSDなどの基本スペックもなかなか充実していて、モバイルノートとしては
    ほとんど文句の付けようのない出来です。

     

    SDカードリーダーはデジカメに対応したフルサイズのものが良かったです。まあこれは使う人によってはあまり関係がないことですが、デジカメのRAWデータをパソコンへ取り込む機会が多い人は注意しておく点でしょう。その場合はアダプターを買っておくことをおすすめします。

     

    Latitude 13 7000シリーズは法人向けのモデルですが、個人でも「個人事業主」として購入することは可能です。

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    あとは価格でしょう。

    価格は時期によって変動しますが今のところ14万円台からとなっています。

    詳しくはDELLの公式オンランストアでご確認ください。


    ⇒ New Latitude 13 7000シリーズ