レノボPC、30%オフ商法の弊害!?
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パソコン購入ガイド2016という雑誌
ブログのネタ作りにと買ってみました。
気になるThinkPadの評価とかはどうなってるのかな~と思いながら読み進めてみたのですが、販売価格が実勢とかけ離れているせいか、不正確な分析になってしまっているのが残念でした。
他のメーカーさんがどうなのか詳しくは知りませんが、ThinkPad(Lenovoも含め)は定価はあってないようなもの。特に今年出たX1 CarbonやX260などは発売当初から定価の30%オフでずっと販売されています。それなのにこの雑誌では定価で比べているんですよ。
ThinkPad X1 Carbonが27万もすることになってます。
それで「価格の高さが問題だ」とか言われてもね~
27万の30%でいくらですか?約8万円ですよ、これを無視するってちょっとあり得ないですね。つまり本当は19万くらいで販売されているX1 Carbonを27万円で売られているものとして評価しているわけです。
一応X1 Carbon自体は褒めてるのでこれはまだ許せる範囲ですが、他にも明らかにこれはダメでしょと思う事例もありました。LenovoのPCは全部こんな感じで、あり得ない実勢価格を載せられており正当な評価を受けていませんでした。
そんなこと言ったら他のメーカーだって、定価と実売価格は違うでしょ?と思うかもしれません。しかし雑誌に載ってた他のメーカーのPCを調査してみたところ、それらは概ね実売価格で評価されていました。
つまり、Lenovoだけ不当な評価を受けていたということがわかったのです。
ただ、Lenovoも悪いことは悪いんです。
そもそも30%オフ商法※とかしなきゃ、こんなことにはならなかったんです。最初からX1 Carbonを19万で売っていれば良かったんです。
※定価をわざと高く設定しておいて30%オフとかで売ることでお買い得感を出す商法
しかしLenovoにも非があるとはいえ、ちょっとLenovoの直販サイトに行けばわかること。この雑誌のライターさん、まさか価格.comとかでサラッと見ただけじゃないんですかね~? 全部のメーカーの販売価格を手間かけてチェックするのを怠ったことはプロ失格だと言わざるを得ません。
今回のX1 Carbonの件以外にもSurface Pro3とideapad MIIX 700の比較ではもろに不正確な販売価格がどっちを選ぶかの判断材料に使用されていました。
パソコン価格は変動しているため、昔書いた記事内容が実勢価格に即していないものになることはよくあります。ぼく自身何度も経験していますが、それはある程度しょうがないことだと考えています。しかしX1 Carbonは発売当初からずっと30%オフで販売されているわけですからね。時間が経って古くなったことで実勢価格と合わなくなった事例とは別物なのです。
雑誌全体の構成とかはわかりやすく作ってあって初心者とかにも読みやすい一冊なのですが、実勢価格を調査できていない点は非常に残念でした。
まあこれに懲りてLenovoも30%オフ商法をやめるべきですなw
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