ThinkPad E460を2か月使ってみた感想、レビュー
【PR記事】
ThinkPad E460が我が家に来て2か月が経ちました。
ThinkPad X220からの買い替えで、初めてのEシリーズ。
最初は少し懐疑的な部分もありましたが、特に大きな問題もなく
使い心地には満足しています。
1.ぼくが購入したスペック
ぼくが購入したスペックは以下のとおり。
CPUをCore i5に。
メモリは4GB→8GBへ。
ストレージは192GBのSSDへ。
後はそのままのセッティング。
これで8万円台前半でした。
このスペックでこの価格。
コスパ的には全メーカー中ベスト3に入ります。
※ちなみに1位2位もThinkPadです。
毎日パソコンの前に7、8時間座り、ネットや文章作成。
動画を見たり、ブラウザ上の軽いゲームをしたりします。
一番負荷をかける作業はデジカメで撮った写真のRAW現像。
3Dゲームや動画編集はしないのでCore i7にする必要はないと判断しました。
実際Core i5 + SSD という組み合わせで、すごく快適です。
また液晶も非IPSですが、視野角は以前のThinkPadより
かなり改善されていると感じました。
2.サイズ、重さ、デザインなど
今まで使っていたThinkPad X220は12.5型1.3kg
一方ThinKpad E460は14.0型で1.8kg
サイズ、重量ともに大きくなりました。
重さは1.92kgと公表されていたのに、
家で測定してみたらE450と変わらず1.8kgでした。
1.92kgを覚悟していたのに1.8kgだったので少し得した気分です(笑)
持ち運びする機会が減ったので重さはさほど気になりません。
また、一度実験としてリュックに入れて持ち歩いたことがありましたが、
背負うと1.8kgなんて全く重さを感じませんでした。
手提げタイプだとまた違ってきますが、背負うなら毎日の持ち運びも楽勝です。
ThinkPad E460は、14インチのディスプレイなので、
文字とかがかなり見やすくなりました。
12.5型のX220のときはディスプレイを見るとき、
猫背でのぞき込むような悪い姿勢になっていました。
それがE460に替えて、背筋を伸ばした姿勢で見れるようになりました。
今まで、文字が小さかったので、ディスプレイに近づこうと、
自然とのぞき込むような姿勢になっていたのがこのE460で改善されたのです。
筐体の質感はマットで、カラーは少しだけグレーが入ったような黒です。
右側面にポート類が多くあります。
ちょっと右側に集中しすぎかなと思いましたが、使ってると全く気になりません。
X220のときは電源ポートが後ろの側面についていて、
その方がいいと思いましたが、今ではこのE460の配置の方が
いいと思うようになってるから不思議なもんです(笑)
3.トラックポイント、キーボード
キーピッチ(キーの間隔)は19mm、
キーストローク(キーの深さ)は1.8~1.9mmあります。
いまどきのノートパソコンは
キーストロークが1.5mmくらいの浅いタイプが主流ですが、
さすがにThinkPadのキーボードは他のメーカーとは一味違います。
非常に心地よいキータッチです。
これでも往年のThinkPadファンからすると、かなり不満な点が多いとか。
まあこだわる人はこだわるのがキーボードです。
ぼくは10年ThinkPadを使ってますが、
このE460のキーボードは十分合格点をあげられると思いました。
この赤ポチの操作性のすばらしさは何度も記事にしているので
ここではもう書きません(笑)
E460でも変わらず良い働きをしてくれてます。
タッチパッドについては、少し不満があります。
トラックポイントさえあれば、やはりタッチパッドなんて使いませんから
あまり広くしないでほしかったです。
その方がトラックポイントの操作性がぼくにとっていいんですよね。
パームレストの長さと関係あり。くわしくは
⇒ ThinkPadタッチパッドの面積問題
4.性能
プロセッサ(CPU)、メモリ、グラフィックス、データ転送速度を
10点満点で評価すると以下のようになりました。
ゲーム用グラフィックスが9.9になってるのはバグみたいなので無視してください。
グラフィックスが弱い以外は、だいたい7.5点くらい。
まさに中の上って感じです。
そう、ThinkPad E460はまさに中の上のノートパソコンです。
それが7、8万円で買えるというのが一番のウリです。
もし全部のスコアを8点台にしようと思ったら、
最低でも14~15万は覚悟しないといけないでしょう。
なお、ゲームをやる人など描画処理のスピードを求める人は、
カスタマイズでグラフィックスをアップグレードしておくと良いと思います。
E460では+7,560円出せばストレージをHDDからSSDへ変更できます。
以前よりもかなり安くなりました。
ベンチマークソフトでSSDの性能を測定してみるとこんな感じ。
読み込み(read)の速さは期待どおり。
書き込み(write)がちょっと弱いです。
まあ7,560円のSSDなのでこんなものでしょう。
実際に使っていてスピードに不満を感じることはありません。
今までHDDしか使ったことがない人であれば、
7,560円のSSDで十分満足できると思います。
もっと速いSSDがいい人はAmazonでSSDを買って自分で換装しましょう。
最後はバッテリーの持続時間。
画面の明るさは70%に設定。
これで通常ぼくが使ってる用途でどれぐらいバッテリーがもつか試してみました。
1回目に測定したときは約8時間。
2回目はCPU使用率が50%近くまでいく作業を
1時間くらいやったせいか約6時間くらいでした。
出先で軽めのメール返信や文章作成くらいをちょこちょこっとやって、
電車移動(スリープ)しそしてまた軽めの作業・・
という使い方なら8時間以上は余裕だと思います。
もっとも、ThinkPad E460はそこまで持ち歩く用ではないので
バッテリーの性能が問われる機会は少ないでしょう。
5.おすすめのモデルや他のメーカーとの比較
ThinkPad E460はカフェでドヤ顔するようなパソコンではありません。
もしそのようなパソコンが欲しい人は、
E460の倍以上するガチなモバイルPCを買うしかありません。
ちょうど2月にThinkPad X1 Carbon(2016版)や
X1 Tabletが発売される予定なのでチェックしてみてください。
⇒ ThinkPad X1ファミリー登場
ThinkPad E460は見た目は普通のノートパソコンで性能は中の上です。
でもこれで十分自宅のメインPCとして活躍してくれるはずです。
一番安いのはCore i3-6100U(第6世代のCPU)モデルで5万円台。
国内メーカーでこの価格を出せるところは皆無だと思います。
海外メーカーだとDELLかHPがライバルとなりますが、
それでもやはりThinkPadが総合的に1つ抜けていると思います。
・ ThinkPad E460とDELL Inspiron 14 5000の比較
さて、ではどんな構成のE460を買うのがいいのか?
これは予算や用途にもよるので、一概には言えないのですが
個人的なおすすめはぼくと同じ、Core i5 + SSD という組み合わせです。
メモリも8GBにして8万円台前半で購入できます。
8万は出せないなあという人、
あるいは逆にもっとハイスペックがいいという人も、
こちらの記事を参考にして自分に合ったモデルを選んでください。
-関連リンク
ぼくがXシリーズを捨てThinkPad E460を買った理由